Fillmore 各国盤目次

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AllmanのAt Fillmore EastのLPは世界各国で販売されました


 ふたたびこのアルバムに関心を寄せた時には、すでに世の中はCD全盛で、LP盤はCDに対しての「アナログ盤」という呼び名が付いていました。さらに世の中はインターネットの時代、ネットオークションの時代となっていました。改めてLPを購入するには通販のホームページやeBayに代表されるネットオークションに頼るのが最も簡単な手段となっていました。

 まず最初は何と言ってもオリジナル盤を探しました。中古盤屋巡りは大好きなので苦になりません。しかし暇な時間を持て余した学生時代ではありません。で、時代の波に逆らわずいざネットオークションを手がけると、At Fillmore Eastにはおびただしいほどの各国盤があることに気づきました。欧米はもとより北欧、南米、そして日本を含むアジアの国々。そしてもちろんLPだけでなく様々なフォーマットが制作されていたのです。

 気づいた後は怒濤のごとくそれらを探し求めました。幸いにして超有名盤ゆえ市場には潤沢にありました。こつこつと安いものを集めました(後にとんでもない値段がするものもあることに気づくのですが)。各国盤を集めることはピンク盤でオリジナルの源流をさかのぼるのとはまた違う喜びを教えてくれました。かの国で、いったいどのようにFillmoreは聴かれたのだろう? どんな層の人々がレコードを購入したのだろう? かくいう我ら日本国民もそのなかの一つなのは言うまでもないのですが。

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LinkIconLP以外のフォーマットは…

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オリジナル盤は通称「ピンク盤」と呼ばれるAtco SD 2-802なのですが、これがすべてのことの始まりでした。何枚か買ってみたところ、盤ごとに音が違うのです。いわゆるマトリクスの泥沼にハマったということに気づくまでに、大して時間はかかりませんでした。

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U.K盤

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イギリス盤の特徴はジャケット写真のきれいさです。通常は米盤はしっかりとした作り、イギリス盤はペラペラ、ということですが、Fillmoreに関してはペラペラではあってもちょっと紙質・写真が違うのです。そうこうするうちにU.K.盤もそこそこ集まっていきました。

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最初に買ったのは国内盤の1stプレスでした。近年に集めるようになるまでは、このレコードの音が自分のリファレンスでした。しかしピンク盤漁りをするうちに、なんとも貧弱な音である時に気づきました。そしておそらく一番近年までLPが販売されたのも日本ということが分かりました。

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CANADA盤

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カナダ盤の1stプレスのジャケットデザインは、米・ピンク盤のプロモ盤に貼られたステッカーがそのままジャケットに印刷されていました。そしてこれまたえらく種類が多いのです。探せば見つかるネットオークションのおかげで、これまた必然的に集まっていったわけです。

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FRANCE盤

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ちょっと待ってて下さいね。

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GERMAN盤

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ちょっと待ってて下さいね。

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TAIWAN盤

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Fillmore最強のトンデモ盤がこの台湾バージョンです。ジャケットを眺めて良し、インナースリーブを楽しむも良し、そしてさらには聴いてなお良し! この一枚に巡り会えただけでも、集めていて良かった!

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各国盤

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あたかもワールドカップのようにいろいろな国のFillmoreが存在します。アジアの国、北欧の国、南米の国…。もう音質はどうでも良くて、ジャケットはどんな印刷状態か、レーベルは? などと好奇心は尽きないのでした。

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1990年代以降のちょっとしたアナログ盤ブームに乗っかって、高音質盤の宣伝文句をまとって、いくつか再発されました。ハーフスピードカッティング、重量盤がそれですが、果たして本当に高音質なのか? これは購入して確認しなければ! というわけでまんまと逞しい商魂にのせられてしまった報告です。

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