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t.m.p Guitarsの特徴あれこれ…

ちょっと見じゃ分からないその秘密ご紹介致します

ギターを外見やブランドで判断する人には全く興味のない話かもしれませんが、楽器なんだから出音が全てでしょ、とか、ライブで他の楽器に音が埋もれないようにするの大変なんだよなあ、とか日頃思っている人には、色々ヒントになるのではないかということで、t.m.pのギターの色んな特徴をまとめてみました。

オリジナル・ギターの場合には、燻煙処理、サークル・フレッティング、スロープ・ヘッドが基本的な3大特徴ですが、チューンナップでは依頼内容によってそれらの他に設定変更というか設定そのものの修正・見直しが入りました。ネックホポケットやネックの仕込み角、ピックアップのザグリ、ペグポストの修正がその主なものです。そのあたりは毎回ケース・バイ・ケースでもちろんしてほしくても、元々のギターの状態によってはできないものありました。

その他目に見えない部分でのパーツ変更も多々ありました。スイッチ、ポットの類いはもとより、配線材もフラット・ケーブルをクライオ処理(低温処理)したものをその都度製作して使用したり、狙ったサウンドによってサドルの材質を交換したりとか、細かな目に見えない部分のパーツ交換も凄く多かったです。。

あと、知られているかどうか分かりませんが、基本的にt.m.pのギターのゲージは0.011〜のセットがデフォルトで、細くてもせいぜい0.010〜でした。張力設定が正しければ0.011〜のセットでも全然弾きにくくない、という松下さんの言う通りでしたが、それ以上に音の抜けが凄く良いです。これだけはバンド・アンサンブルをしてみないと実感が湧かないと思います。いずれにせよ、演奏ありきの設計・設定変更・修正が松下さんのスタンスでした。

 

オリジナル.jpg

▲オーダーしたもの、既成のものを含めてt.m.p.仕様によるオリジナル・ギターの紹介です。

チューンアップ.jpg

▲手持ちのギターをチューンナップしてもらったものです。もう吊るしでは二度と弾けない体になりました。

チューンド.jpg

▲市販のギターをt.m.p.でチューンして販売されたものです。オーダーに比べたら財布に優しかったです。